◎鰹節は日本古来の天然調味料
みそやしょうゆなど、日本の伝統食品と思われるものでも、その殆どは中国や朝鮮半島から伝来した物です。 生粋の国産と誇れるものが鰹節です。
原料のかつおは日本近海に大量に回遊するため、縄文時代から日本人の大切な食糧源でした。漁期が春から夏と、高温期で腐敗が早かったため、もともと干物にして保存性を高めていました。かつおの干物は大変堅かったのでしょう「堅魚」と名付けられ、この名は古事記にも載っております。原料魚「かつお」の名は堅魚がつまった物だと言われてます。
かつおは素干し、焼き干し、煮干しの段階を経て、現在の鰹節の製造法である「煙で燻す方法」さらに今日でいうバイオテクノロジーノ手法を使ったカビ付け法を発明しました。
冷凍保存などがなかった頃の先人達が、これらの加工法を駆使して保存性を高め、生の魚にはない風味を生み出したことは驚くべきことです。
このように、鰹節は日本人によって発見され、日本人によって改良され、そして現在でも広く使われている日本古来の伝統食品です。
酸化防止剤、防腐剤、着色料などは一切使用されていない安心して使える天然調味料です。